ba___zi’s blog

フィクション

なんか文字を書きたくなって

いつも考えることがあります。



用事があって、どこかに出かけています。それは、図書館でも映画館でもその他でもどこでもいいけれど。
用事を済まそうとする時、もしくは済ましたあとどちらでもあるけど、違った用が突然現れる。
無意識のうちに尿意にかられて、これもまた無意識のうちにトイレに駆け込む。駆けないこともあるけど。
私は男であるから、もちろん青いマークの男のマークのトイレに。誰にでもある自然現象にどこか堂々と、恥ずかしさを持ち合わせながら、そのスペースに。

手洗い場を横目に、それが意識から消されたかのように、用を済ませることしか考えれない。時がある。切迫した状況に多いだろうか。

辿り着いた。ファスナーを下ろして、用を足す。ついさっきまでの緊張感とはうって変わって、安心感に満ち溢れている。そりゃあそうか危機は回避したのだからね。

用を足している最中にいつも考えることがある。

男トイレは小便器があってその後ろもしくは横に大便器がある場合がほとんど。
おしっこをしている時には後ろが明らかに死角。大便器側のトイレに隠れていた不審者、暴漢その他諸々、悪い輩が後ろから襲いかかってきたらどうだろうか?
鈍器で頭1発ボカーンいかれたら、その後どうなってしまうだろうか?
最中は誰もが考えてわかるように無防備であり、本人は安心しきっている。誰も後ろから襲いかかられたらと思わないだろう。ここが日本なら特に。(もしかしたら日本かどうかは関係ないかもしれないが)

私は普段からこんなことを毎日考えているので、おしっこをしている時は、常に左右を見ながら死角を無くして用を足す。意識は後方に向け、気配を感じたらすぐ行動に移せるように気持ちを整える。傍から見ると逆に挙動不審な不審者かもしれない。
でも襲われることを考えない傍の人たちの方が泣きをみることになる日があるかもしれない。そんなことを考えながら、小便器からおしっこが跳ねてこないかビクビクしながら、妄想をする日々である。